2025.07.15
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転職ブログ#17【やりたいことがわからない人の転職活動|軸の見つけ方ワーク】
目次
はじめに|「やりたいことがわからない」は“普通”のこと
転職を考えはじめたとき、多くの人がぶつかる最初の壁。
それが「自分は何をやりたいんだろう?」という問いです。
キャリアの棚卸しや自己分析をしようと思っても、そもそも“やりたいこと”が見つからない。
そう感じるのは決してあなただけではありません。
現代のキャリアは「正解のない時代」。
やりたいことが明確な人のほうが少数派であり、むしろ模索している人のほうが多数派です。
本記事では、そんな“キャリア迷子”の方に向けて、自分の軸を見つけるためのワークやヒントを紹介していきます。
「これがやりたい!」と明確に言える人と「何をやりたいかわからない……」と悩む人。 その違いはどこから来るのでしょうか? 実はやりたいことがわからないという状態の背景には、以下のような要因があります。 ・情報過多で混乱している ・自己理解が足りていない ・比較癖が強くなっている ・失敗したくない気持ちが強すぎる ・本音を無視して「こうあるべき」に縛られている つまり、自分の「内側」ではなく「外側」に目を向けすぎるあまり、本当の気持ちにフタをしてしまっているのです。 まずは自分の本音を掘り下げるワークから始めましょう。 第1章:なぜ“やりたいこと迷子”になるのか?
ここからは、あなたの中に眠っている“軸”を探し出すための実践ワークを紹介します。 紙とペンを用意し、できれば静かな環境でじっくり取り組んでみてください。 ▼ワーク①|過去の経験から「楽しかったこと・頑張れたこと」を書き出す 問い:過去の人生で時間を忘れるほど夢中になった経験は? ・小学生のころに好きだった遊び ・学生時代に熱中した活動(部活、文化祭、バイトなど) ・社会人になってから「なぜか頑張れた」経験 「楽しかったこと」「苦労したけど達成感があったこと」をリストアップしてみてください。 そこには、あなたの“モチベーションの源泉”が隠れています。 ▼ワーク②|「理想の1日」を描いてみる 問い:「理想的な1日」を朝から夜まで自由に描くとしたら? たとえば—— ・朝はゆっくり起きて静かな場所で読書したい ・午前中はチームで何かを作る仕事に取り組みたい ・夕方は早めに切り上げて、家族との時間を大切にしたい このワークは仕事そのものではなく、ライフスタイルから自分に合う働き方のヒントを探す方法です。 ▼ワーク③|やりたくないこと・絶対に嫌なことを明確にする 問い:どんな働き方・職場環境は“絶対に無理”ですか? ・朝から晩まで拘束される長時間労働 ・ノルマ至上主義の営業 ・意見を言えない上下関係の厳しい文化 “やりたくないこと”をはっきりさせると、“やりたいこと”の輪郭が逆に見えてきます。 ▼ワーク④|「誰の役に立ちたいか」を考える」 問い:「誰の笑顔を見ると自分もうれしい」と思える? 子ども・親世代・働く女性・クリエイター・エンジニア… 誰のために何をしたいかが見えてくると、職種や業界の選択肢が具体化します。第2章:自分の「軸」を見つけるための4つの質問ワーク
自分の“軸”が見えてくると、それまでぼんやりしていた求人情報の見え方が変わります。 たとえば、 ・休みが多いから良さそう→自分が求めているのは裁量の大きさだったと気づく ・有名な会社だから安心→実は自分は小規模なチームでのびのび働きたいタイプだった 表面的な条件ではなく「自分の価値観」に照らして判断できるようになります。 求人情報は“自分の軸”というフィルターを通して見ないと、本当の意味でマッチする職場にはたどり着けません。 第3章:自己理解が進むと、求人の見え方が変わる理由
どんなに自己分析をしても「これだ!」という明確な答えが見つからないこともあります。でも、それでいいのです。 大切なのは考えながら少しずつ動くこと。 ・転職サイトで求人を見ながら気になる業界をメモする ・キャリアカウンセラーや転職エージェントに相談する ・短期の副業やボランティアを試してみる 行動を通じて得られる“実感”は、机上の自己分析よりもずっとリアルで納得感があります。 第4章:それでも決めきれないときは?行動しながら探す選択肢
「これがやりたい!」と感じて転職した先で、また数年後に「なんか違うかも」と思うこともあります。 でもそれは“失敗”ではなく、自分自身がアップデートする必要のあるサインです。 ・ライフステージ(結婚・出産・介護) ・健康状態 ・価値観の変化(若いころと比べて変わるのは当然) これらによって“キャリアの軸”も自然に変わっていきます。 一度決めたら変えてはいけないということはまったくありません。 むしろ、変化を受け入れて柔軟に選択し続ける力こそが現代のキャリアにおける“正解”です。 第5章:キャリアの軸は“更新されていく”前提でOK
さいごに|あなただけの地図は、あなただけが描ける
キャリアに「唯一の正解」はありません。
たとえ“やりたいこと”が見つからなくても
「自分がどう生きたいか」「どんな時間の使い方をしたいか」
そこにヒントは必ずあります。
他人の地図ではなくあなただけの地図を描く。
その第一歩がこの“軸探しワーク”です。
迷いながらでいい。 不安を抱えたままでもいい。“今の自分”とちゃんと向き合う時間を取ること。
その積み重ねが必ず未来の選択につながっていきます。
自分らしいキャリアの旅路がここから始まりますように。
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