2025.05.28
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転職ブログ#12【面接で好印象を残す人の共通点】
目次
はじめに|「手応えがない」はなぜ起きるのか?
転職活動をする中で
「面接の雰囲気は悪くはなかったはずなのに結果は不採用」「何がいけなかったのかわからない」
という経験はだれもがしたことがあると思います。
面接には答えそのものよりも重視される「印象」や「振る舞い」が存在しています。
単なる“会話の場”ではなく、応募者と企業がお互いのフィット感を見極めるマッチングの場。
どれだけスキルや経歴が優れていても「一緒に働くイメージが湧かない」と判断されれば採用には至らないこともあります。
この記事では、採用担当者が本当に見ているポイントや、面接で“好印象”を残すための具体的な行動・考え方を徹底的に解説していきます。選考の合否に直結する「面接力」を今日から磨いていきましょう!
■面接官のゴールは「戦力として期待できるか」を見極めること まず押さえておきたいのは、採用担当者は「良い人」を探しているのではなく、会社にとって成果を出せる人材かどうかを見極めようとしているという点です。 面接官はあなたの内面のすべてを知りたいわけではありません。 ・自社のカルチャーにフィットしそうか ・コミュニケーション力/協調性などに問題がないか ・入社後に長く活躍してくれそうか ・「この人と一緒に働きたいと思えるか」という主観的な印象評価 ・「このポジションを任せられるか」という客観的な評価 以上2つの観点を混ぜて最終的な内定を出しています。 このバランス評価にアプローチするには、スキルだけでなく「接しやすさ」「誠実さ」「信頼できそうな印象」を与えることが鍵になります。第1章:採用担当の“頭の中”を知る
実際に内定を得ている人にはいくつかの共通する特徴があります。 面接時に好印象を与える人に見られる傾向を5つ紹介していきます。 ①結論ファーストで話せる 面接は時間が限られています。そのため、ダラダラと前置きが長い説明はNG。 例: ✖「前職ではさまざまな経験をしてきましたが…」 「話がわかりやすい」と感じさせることはビジネススキルの証明にもなるため、日常会話でも癖をつけておくと面接時に役立ちます。 ②「自己理解」と「会社理解」のバランスが取れている 自分の強み・弱みを理解し、それをどのように活かしていけるか明確な人は強い印象を残します。 さらに、それを応募企業の価値観や方針とリンクさせて話せるかどうかが差になります。 良い例: 「私はコツコツと継続する力があります。貴社の“長期的に顧客と関係を築く”という営業方針に共感しており、自分の強みが活かせると感じています」 ③相手の目線で受け答えできる 「聞かれたことに正しく答えているか」は当たり前ですが、さらに一歩踏み込んで「相手がどんな意図でこの質問をしているのか?」を汲み取れると受け答えの質が一気に上がります。 たとえば「前職を辞めた理由は?」という質問。 相手の立場に立った視点で話せる人は「この人は信頼できる」と判断されやすいです。 ④「謙虚さ」と「自信」が共存している 実績やスキルを語ることは重要ですが、それをひけらかすような話し方になると逆効果です。 反対に、過剰に謙遜してしまっても「自信がなさそう」と見られるリスクがあります。 評価されやすい話し方としては 「できたことはできた」と堂々と話しつつ「周囲のサポートがあった」といった感謝や謙虚さを忘れない人です。 ⑤一緒に働く姿が想像しやすい 採用担当者は、面接の場で「この人が社内にいたらどんな雰囲気になるか?」を想像しています。 極端に緊張して無表情だったり、声が小さすぎたりすると「実際に働くと大変そうだな」という印象になってしまいます。 前日までにしっかりとした対策・練習で自信をつけ、当日は自然な笑顔としっかりした受け答えを意識しましょう。 第2章:「この人いいかも」と思わせる人の5つの共通点
「結論」→「理由や補足」の順で話すクセをつけておきましょう。
⭕「前職では営業職としてチームリーダーを務め、前年比120%の売上を達成しました。その際の工夫は…」
これは単なる“理由”を知りたいのではなく「同じ理由でまた辞めないか?」「職場での人間関係に問題がなかったか?」などを見ています。
だからこそ、話し方・表情・姿勢・アイコンタクトなどの非言語コミュニケーションも非常に重要です。
■「準備力」はあなたの本気度を映す鏡 面接における「印象」は当日の受け答えだけで決まりません。 よくあるNG例が「志望動機が薄い」「企業研究が浅い」「職務経歴を上手く説明できない」といったケース。これらは面接官から「うちを本命にしていないのかな?」という印象になりがちです。 逆に、企業のビジョンや近年のニュースに触れたうえで自分の価値観や経験と照らし合わせて志望動機を語れる人は、格段に好印象となります。 ▼面接前の準備リスト例 ✅自己PRと志望動機を1~2分で話せるようにしておく ✅面接企業の「事業内容・強み・最近の取り組み」をチェック ✅面接の質問例を10~15個程度想定し回答を整理 ✅当日の服装・アクセス・開始時間を前々日までに確認 ✅スマホ・PC通知など“邪魔が入らない環境”を前日までに整えておく 面接官は「準備してきたかどうか」を敏感に察知します。これは地味に見えても本気度の証明として非常に大きいポイントです。第3章:面接前から勝負は始まっている
実は事前準備の質がそのまま面接中の回答に滲み出るのです。
■「空気感の合う人」が実は強い 採用の現場では「スキルや経歴は同等だったのに、なぜかあの人の方が印象に残った」ということがよくあります。その理由のひとつが“空気感のフィット”です。 ・会話のテンポが自然 といった要素があると「この人と働くのが楽しそう」と感じてもらえるのです。 この感覚的なフィットは、小さな気遣いや柔らかな表情・話し方などから生まれます。 ■「雑談力」も面接の一部 最終面接やカジュアル面談で多くみられる雑談のようなやり取り。 ここで気を抜いてしまう人もいますが、一見ただの雑談のようでも採用担当はあなたを見ています。 ・会話を楽しもうとする姿勢 上記のようなポイントは日常業務の“チームコミュニケーション”の素養とも捉えられます。第4章:採用担当が「また会いたい」と思う瞬間
・表情が穏やかで話しやすい
・ 自社の文化や雰囲気に合っていそう
・自分の話ばかりでなく、相手に質問もできるか
・リアクションの柔らかさ
■不採用=ダメな人ではない 面接に落ちると「自分は必要とされていない」「価値がない人間なのかも」と感じてしまう人もいます。でも、それは大きな誤解です。 不採用の理由の多くは「スキルや経験が足りなかった」わけではなく「マッチしなかった」だけのことが多いです。 企業は「社風に合うか」「今いるチームに足りないパーツか」など、さまざまな視点で判断します。 ■落ちた理由は“内省”で探す とはいえ改善の余地がある場合も多くあります。 ・受け答えが抽象的すぎた ・緊張で話が整理できなかった ・相手企業への理解が浅かった ・質問に対して正直に話しすぎた(ネガティブ要素を強調) こうした反省点を洗い出し、次に活かすことが「面接力」を高める近道です。第5章:「不採用だった面接」から学べること
不採用はあなたの価値の否定ではなく「このポジションに今は必要ではなかった」というだけなのです。
1回1回を経験値に変えられる人は、最終的に内定を勝ち取ります。
■逆質問の“質”が印象を決める 「最後に何かご質問はありますか?」という逆質問の場面。 ここで「特にありません」で終わってしまうのはもったいない! この時間は、企業理解を深めるだけでなく、あなたの関心やスタンスを示すチャンスです。 ▼印象に残る逆質問の例 ・〇〇というサービスに感銘を受けましたが、今後さらに注力する方向性などありますか? ・御社で活躍している方の共通点をお聞かせいただけますか? ・今後の組織拡大において、どのようなスキルを持った人材を求めていますか? ポイントは企業のことをリサーチしている姿勢が見える質問をすること。第6章:面接の「逆質問」は最大のチャンス
質問力もまた“相手を理解する力”の証明になります。
■最後は「一緒に働きたいと思えるかどうか」 最終的に内定を出すかどうかは、意外にもシンプルな理由で決まることが多いです。 ・スキルや経験の“確かさ”(即戦力としての可能性) …即戦力としての可能性 ・人間的な信頼感 …誠実さ、柔らかさ、落ち着き ・企業との方向性の一致 …カルチャーやビジョンへの共感 これらすべてが高得点である必要はありません。第7章:「内定の決め手」になるのは“総合力”
それは「この人と一緒に働く未来が自然にイメージできたか」ということ。
むしろ「極端に尖っていない」「安心して任せられそう」と思わせることが大切です。
さいごに|面接は「自分らしさ」を磨く場所
面接とは、採点される試験のように思われがちですが、本質は「相互理解の場」です。
正解を探すのではなく自分らしく相手と向き合うことができれば、結果は自然とついてきます。
面接で大事なことは「過度に飾らず、誠実に伝える力」と「準備とリサーチを怠らない姿勢」
この2つを磨くことで、あなたの“面接力”は確実に成長します。
面接は自分自身をより深く知るためのチャンスでもあります。
不採用の経験さえも次の成長のステップにできるよう、前を向いて進んでいきましょう!
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