2025.08.20
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転職ブログ#22 【転職と逃げの違いって? ネガティブ転職のリアルと、後悔しないキャリア選択のために】
目次
はじめに:「今の仕事がしんどい」──でも転職していいのか分からない
こうした気持ちに心当たりがある方は多いのではないでしょうか。
・人間関係がきつい
・上司が合わない
・会社の方針が理解できない
・仕事がつまらない/給料が低い
このような不満を抱えて転職を考えるのは自然なことです。ただ、その気持ちの奥底にあるのが「逃げ」なのか「前向きな決断」なのか自分でも分からずに悩んでしまう人もいます。
この記事では主に
◎エージェント目線での「逃げの転職」と「前向きな転職」の違い
◎ネガティブな理由から始まる転職をどうすれば後悔しない“キャリアアップ”に変えられるのか
を徹底的に解説していきます。
◎逃げの転職=課題を持ったまま場所だけ変えること たとえば、以下のような転職は「逃げ」の典型とされます。 ・人間関係が嫌で辞めた → 自己主張は変わらずまた孤立 ・忙しすぎて辞めた → 転職先でも結局同じ業務量 ・上司が合わない → 新天地でもすぐに同じ不満を感じる つまり環境に対する不満を“自分の内面で整理せず”に飛び出してしまう転職です。 ◎ なぜ「逃げ」は良くないとされるのか? ・根本的な問題解決にならないから ・次の職場でも同じ壁にぶつかる可能性があるから ・キャリアに一貫性がなくなり、市場価値が下がるから もちろん、心身の健康を守るために「離れる」選択は時に必要です。第1章:「逃げの転職」とは、どういうものか?
問題は「何から逃げているのか」が自分の中で明確になっていないことなのです。
✅ 前向きな転職=“自分の意思でキャリアを設計すること” ・「今の会社では経験できない業務に挑戦したい」 ・「スキルを磨き、将来的に◯◯を目指したい」 ・「自分の価値観に合う環境で、長く働きたい」 こうした転職は「前向き」とされます。過去への不満ではなく「未来への希望」が動機の中心にあるのが特徴です。 ✅ ポイントは「主体性」と「整理」 今の会社を辞める理由だけでなく次の会社で何を得たいか/どうなりたいか ここをきちんと言語化できているかどうかが、“逃げ”との分かれ道です。第2章:「前向きな転職」とは?逃げとどう違う?
実際のところ、人材紹介の現場では「ネガティブがきっかけの転職」は珍しくありません。 ・パワハラ・モラハラ ・激務・サービス残業 ・正当に評価されない ・将来性に不安を感じる こうした状況で「辞めたい」と思うのは自然なことです。 大事なのは“そこからどう立て直すか”です。第3章:とはいえ、ネガティブな転職理由は多い
STEP 1|「本当に辞めたい理由」を深掘りする ・どんな場面でストレスを感じているのか? ・それは“誰でもそうなる状況”なのか“自分の価値観”によるものか? ・何が変われば続けられたのか? ここを丁寧に分析することで「転職すべきかどうか」が見えてきます。 STEP 2|逃げたい気持ちを“言語化”してみる → 「こういう働き方・職場環境が嫌だ」 嫌なことを明確にしておくと転職先選びのブレがなくなります。 STEP 3|転職先に求める“優先順位”を決める ・給与 ・仕事内容 ・働き方 ・人間関係 ・成長機会 あれもこれも…では選べません。何を最優先にするかを決めましょう。 STEP 4|“次はこうしたい”という未来志向の軸を持つ 例:「未経験でもチャレンジできる環境で、3年後には◯◯の業務ができるようにしたい」 STEP 5|信頼できる第三者(転職エージェントなど)に相談する 一人で悩むと「逃げ」と「戦略的撤退」の区別がつきにくくなります。第4章:ネガティブな転職を成功に変える5ステップ
→ 「◯◯がない会社ではモチベーションが保てない」
→ 「自分にはこの価値観がどうしても合わない」
→ こうした“未来の意志”が伝えられる人は書類・面接でも強いです。
プロの客観的な目線を入れることで転職の軸が明確になります。
▼採用担当が懸念するポイント ・「またすぐ辞めるのでは?」 ・「マイナス思考で職場に悪影響を与えるのでは?」 ・「自分の課題に向き合えない人なのでは?」 転職理由にネガティブが含まれていても、それをどう整理しどう伝えるかが非常に重要です。第5章:企業は「逃げの転職」をどう見ているか?
NG例: 「上司がひどくて、もう耐えられなかった」 OK例: 「現職では◯◯という理由で環境が合わず、特に◯◯の点が自分の価値観と乖離していました。 ◯◯のような環境で、より力を発揮できると考え転職を決意しました」 → 感情ではなく、構造的な背景と未来への意志をセットで話すこと第6章:面接でネガティブ転職理由をどう伝えるか?
→ 愚痴に聞こえる・責任転嫁に見える
①問題から逃げる前に「自分と向き合う時間」を取る → 今の職場で何が辛いのか?改善の余地はないか? ②転職を「戦略的撤退」と捉える → 損切りの感覚で次のキャリアに希望をつなげる ③「軸のある言語化」を磨く → 他責でも感情でもなく、自分の選択として語れるようにする第7章:「逃げ」じゃない転職をするために、心がけたい3つのこと
おわりに|「逃げてもいい」でも「考えずに逃げてはいけない」
転職は人生のリスタートではなく“つながっていくキャリアの一部”です。
逃げることそのものが悪なのではなく、逃げっぱなしにならないようにすることが大切です。
つらい時は逃げてもいい。
でも、そのあとに「自分はどうしたいのか」をちゃんと考えてみてください。
私たちエージェントはその問いに一緒に向き合い、言葉にするお手伝いをしています。
キャリアに迷った時は気軽に相談してください。
あなたの“逃げ”を“戦略”に変えるヒントを一緒に探しましょう。
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